田淵電機の技術について

電源事業、トランス事業、インバータ事業

当社は、1925年(大正14年)珪素鋼板の切断加工をもって、創業しました。

「お得意先第一主義」の理念のもと、鉄心メーカーとして、珪素鋼板の応用製品の各種ニーズに応える過程で、加工法の開発、ノウハウの蓄積をしてまいりました。

1940年(昭和15年)に、鉄心加工業から鉄心をキーパーツとするトランスメーカーへと駒をすすめました。その後、1950年代後半からの大量生産時代にあって、機器メーカーに納めるトランスメーカーとして、そのコア技術となる巻線に関して、多くの量産化技術を開発しました。今日、多方面で利用されている丸線の整列巻技術もそのひとつです。

この蓄積した巻線技術をコア技術として、鉄心トランスから、フェライトコアトランス、各種リアクトルに、製品拡大し、今日に至っています。

また、1970年代に入り、この創業以来のコア事業であるトランスを搭載して各種電源ユニット分野にも進出し、これを2番目のコア事業としています。ここでは「単一の商用周波数の電源から、お得意先ご要望の多種多様の電源ユニットを実現するアナログ手段」を多方面に提供してきております。

さらに、1990年代の後半には、アナログ手段に、デジタル制御を加味した、インバータ事業に進出。太陽光発電用パワーコンディショナに商品展開し、これを3番目のコア事業としています。

このように、多種分野で培ってきたコア技術を、日々刷新し、さらに、先端技術を加味し、製品の精緻化に努め、「電気を加工、変換する機器」としての3事業で、「品質を誇る製品の生産で社会に奉仕する」の理念を実現しています。

このように田淵電機の技術は
・ 成熟機種で培った技術、先端技術の有機的・有結合によるコア技術
・ 環境エコロジー社会を指向した「エネルギー機器」に一貫した技術であります。

そしてこの技術を核に、“to be respected” “to be loved”を目指してまいります。

技術ポリシーとスピード技術経営

当社は、

  1. (1) 基幹技術を頑固に、保持し続けます
  2. (2) 基幹技術を保持するだけでなく、常に刷新に努めます。
  3. (3) 刷新された基幹技術と、新たに創造された先端技術の融合を目指します。
  4. (4) 以上の努力で、常に製品設計に「ルネッサンス」「イノベーション」を喚起します。
  5. (5) このために、基幹技術に関する高度な解析システム(CAE)を駆使し、製品の精緻化を行っています。

マーケットイン

マーケットイン

当社は

  1. (1) コンカレントエンジニアリングをも重要視しております。
  2. (2) お客様のご要望を、刷新された基幹技術、高度な解析技術で、分析・調整し、量産に耐える品質設計に向かって、ご相談させていただきます。

コンカレントエンジニアリングにCAEを駆使した例として、各種熱解析などがあります。例えば、右の図のような高圧トランスの冷却解析などのように、お客様と環 境温度の仕様について、ご相談させていただくこともあります。

素材技術

当社は広く、最先端の素材情報、デバイス情報を集め、また、時には、素材各社と 戦略的な共同開発を行い、製品に展開しています。情報網は、コア材料、導体、ヒートシンク材、カスタム半導体など多岐に渡っており、最高のソリューションをお客様に提供していきます。

これらの当社技術の実際の例を、いくつかご紹介いたします。

高効率インバータ技術

高効率インバータ技術

太陽光発電用や燃料電池用、ハイブリッド自動車用の田淵電機インバータ技術は当社の持つ高効率トランス技術とDC/DCコンバータ技術、電源組込みソフトウエア技術並びにPVシミュレーション技術等を最適に組み合わせることによって実現されております。効率、コスト、ノイズ、信頼性 発熱等の諸特性を最適化するため、DC/DCコンバータにダブル共振回路を開発し スイッチングロスなどの諸損失の最小化のためのシミュレーションを行い、世界最高レベルである変換効率を実現しており、CO2ゼロハウスへ向かって貢献をしております。

これらの技術は、長年培ってきた電源回路設計技術、トランス設計技術、磁性材料技術を組み合わせることによって達成されたもので、当社の強みを発揮した例のひとつです。

フラットパネルディスプレイ用高効率電源

フラットパネルディスプレイ用高効率電源

デジタル家電の大型商品の液晶TV用電源では 効率を上げるとともに、待機電力を少なくする事が求められております。このため、当社は独自の共振トランスを搭載した複合共振回路を精緻化、 結果 低コストで待機電力を抑える方式を開発することができ、市場でも業界トップクラスとしての高い評価を得ることができました。

高温対応の電子レンジトランス

高温対応の電子レンジトランス

電子レンジにおいて、田淵電機は国内はインバータ用小型高圧高周波トランスのトップメーカであり、世界においては電子レンジ用高圧トランスのリーダであるとの評価を頂いております。当社は 材料メーカとの共同開発を推進することで、高温対応絶縁システムの電子レンジトランスを開発しました(特許出願中)。これらは 主にタイ国田淵電機で量産を始めます。

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