田淵電機の技術力 TABUCHI'S TECHNOLOGY

技術者インタビュー

※部門名・役職・記載内容は掲載当時のものです。

一歩先を行くトランスを開発し続ける
エレクトロマグネティックデバイス技術開発部長
トランス写真

お客様の要望をスピーディーに解決する対応力と製品力、それが田淵電機の強み

藁科さん写真

――― 田淵電機の90年近い歴史の中で、ZEBRAのトランスが長く愛されている主な理由は何でしょうか

創業は珪素鋼板の打ち抜き加工業でしたが、その後トランスやリアクトルという各種の変成器を手がけていきました。その過程、先駆けてアルミエナメル線の採用・自動巻線機の開発に着手しました。また鉄鋼メーカーと共同で新コアの開発・新絶縁ワニスのプロセスの開発を行い、常にトランス開発におけるリーダー役として業界を牽引してきました。

――― 技術者として大切にしていることを教えてください

熾烈な企業間競争の中では、お客様とのコミュニケーションはとても重要です。図面だけで製品を作るのではなく、お客様の要望を直接聞いて最良の提案をすることを心がけています。図面では見えない要望を見つけて、我々の技術を素早く最大限に活用すること、「一度の提案で仕様が決まる技術力」、これが田淵電機の顧客サービスだと思っています。

小さな製品の誕生が、お客様への大きな貢献につながった

エアコン用リアクタ

――― 近年でキーポイントになった開発は何でしょうか

2007年、他社に先駆けてアルミ電線を使ったエアコン用リアクタ開発に成功したことでしょうか。銅線製のものよりも生産コストを大幅にダウンできるので、お客様から驚きと共に高い評価を得ました。もともとグループ会社の韓国トランスで作っていたアルミ線をリアクタに使えないかと、韓国、上海、タイ、日本、と海を越えたグループ間連携によって開発したものです。このことによってリアクタ製品分野における田淵電機の新たな地位が確立できたと思います。

藁科さん写真

――― 開発のベースとなる取り組みにはどんなものがありますか?

磁性体、線材、絶縁物を均等に刷新し、新製品開発にチャレンジすることです。そのために、当社グループ内の連携はもちろんですが、大学と共同で新技術の開発や実証実験を行っています。市場の動向やニーズなどについて最新情報を仕入れる場としても機能しており、私達技術者も大きな刺激を受けています。

お客様や社会のために、一歩先を行くトランスにチャレンジする

藁科さん写真

――― これからの製品展開について教えてください

“田淵電機といえば民生用機器”というイメージがあるかもしれませんが、長年培ってきた技術をより高度に展開するために、車載用も含めた産業機器用のトランス、高効率大電流リアクトル開発に力を入れています。トランスという当社が持つ安定した基礎技術をいかに展開していくか、我々の腕の見せどころです。

――― 開発に向けての抱負を聞かせてください

田淵電機はやりたいことを実行させてくれる会社です。もちろん成果は出さないといけないし、生みの苦しみはありますが、「とりあえずやってみろ」「失敗しても修正すればいい」と背中を押してもらえるのは、技術者としてありがたい環境です。

お客様や社会のために、より良い製品の開発にこれからもチャレンジしていきたいと思います。

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